1990

• DIALOG Information Services が CAS に対し, 化学文献の独占はシャーマン反トラスト法違反として $150 百万ドルの訴訟を起こす.
• CAS は対抗して DIALOG が契約違反と虚偽の報告をしたとして $30 百万ドルの訴訟を起こす..
• CAS が Markush 構造検索サービス MARPAT を公開

1991

• 米国化学会 (American Chemical Society: ACS) の雑誌の電子図書館のプロトタイプ, CORE プロジェクトが米国化学会, CAS, Bellcore, OCLC, Cornell University の協力で開始.
• Gmelin データベースが STN から商業頒布開始.
• Maxwell が Pergamon を Elsevier に 4.4 億ポンドで売却

1992

• Robert Maxwell が死去.
• World Wide Web のサイトが出現.
• Chapman & Hall 社が化学構造検索のできる CD-ROM, Dictionary of Organic Compounds を発売.
• Thomson が ISI を買収.
• Reed International と Elsevier が合併.

1993

• Knight-Ridder が Data-Star を買収.
• DIALOG と CAS が訴訟を和解, 今後の協力について合意, 詳細は公開されず.
• Beilstein Institute と Information Handling Service が Beilstein データベース販売のため Beilstein Information Systems を設立.
• Stanford 大学の Jerry Yang と David Filo が Yahoo! を開発.

1994

• Beilstein Informationssysteme GmbH がインハウス化学情報システム CrossFire を発表.
• 最初の WWW ブラウザ Mosaic が無料で提供される.
• Reed Elsevier が Lexis-Nexis を買収.
• Questel が Infopro Technology (旧 Maxwell Online) から ORBIT を買収.

1995

• CAS が科学者のためのクライアント・サーバ SciFinder を公開.
• CAS 登録システムがこの年 100 万件の新規物質を登録.
• CAS が電子版しかないインターネット上の化学情報の収録を開始.
• Stanford 大学の HighWire Press がインターネットで電子ジャーナル・サービスを開始.
• Engineering Information が Web サービス Ei Village 開始.

1996

• 米国化学会 (American Chemical Society: ACS) がその 26 雑誌を含む各種化学情報へのアクセスのための Web サービス ChemCenter, を開設.
• Cambridge Software がインターネット上の化合物データベース ChemFinder を開始.
• CAS が CA on CD を発売.
• Academic Press が電子ジャーナル・サービス IDEAL を開始、175 雑誌.

1997

• 化学分野のインターネット会員サイト ChemWeb がサービス開始.
• 国立標準技術研究所 (National Institute of Standard and Technology: NIST) が物性データ検索システム NIST WebBook がサービス開始.
• CAS が 13 期の累積索引の CD-ROM を発売.
• STN Easy がサービス開始.
• Springer-Verlag が電子ジャーナル 181 誌の提供を LINK サービスとして開始.
• 米国国立医学図書館 (National Library of Medicine: NLM) が無料の MEDLINE, PubMed を Web で公開.
• Elsevier Science が電子ジャーナル・サービス Science Direct のサービス開始.
• 対応する冊子体のない完全なインターネット雑誌 Internet Journal of Chemistry の第 1 号が刊行.
• 米国化学会がその全 26 雑誌を Web Edition として提供開始, アラート・サービス (Article ASAP) も.
• この年の末に Registry ファイルは 1720 万の物質を収録. 名称の数は 2300 万件.
• M.A.I.D. が Knight-Ridder Information を買収、Dialog Corporation plc. となる.
• Wiley InterScience の電子ジャーナル・サービスのパイロットが開始.
• ISI が Web of Science を提供開始

1998

• Elsevier Science Inc. が Beilstein Informationssysteme GmbH を買収.
• Elsevier Science Inc. が Engineering Informaiton を買収.
• CAS がデータベースから電子ジャーナルへのリンクを ChemPort を通じて提供.
• INPI の MPHARM と Derwent の World Patent Index Markush (WPIM) の 2 つの Markush データベースが統合.
• 欧州特許庁 (European Patent Office) が Web 上での特許情報サービス esp@cenet 開始.
• 米国特許商標庁が米国特許全文データベースサービスを開始.
• 英国化学会 (Royal Society of Chemistry (RSC)) とドイツ物理化学会 (Bunsen-Gesellschaft fuer Physikalische Chemie (DBG)) が物理化学雑誌 (Faraday Transactions と Berichte der Bunsen-Gesellschaft fuer Physikalische Chemie) を統合.
• ISI が Web の化学情報検索サービス Chemistry Server を発表.

1999

• 日本特許庁が特許全文を Web で無料提供開始.
• STN on the Web サービス開始.
• Chemical Abstracts の 1907 年からの抄録がオンラインで入手できるようになる.
• CAOLD で 1907 年からの chemical Abstracts の文献標題と著者名の検索が可能となる.
• CAS が引用文献の索引を開始.
• 科学技術雑誌出版社 12 社が引用文献の相互リンクに同意.
• 米国国立衛生研究所 (National Institute of Health: NIH) の Harold Varmus 所長が E-biomed (PubMed Central) 構想を提案.
• 米国エネルギー省 (Department of Energy: DOE) が無料 Web データベース PubSCIENCE サービス開始.
• 科学技術振興機構 (JST) が電子ジャーナルのプラットフォーム「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE) 開始

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