1900

• Edwin A. Hill が索引のための分子式の配列法を提案. これはまず米国特許庁の分類課で使われた..

1903

• 開業医であった 尼子四郎によって「医学中央雑誌」創刊される.

1907

• 米国で Chemical Abstracts (CA) 第 1 号が William A. Noyes, Jr. によって発刊. これはボランティア抄録者によって作成された (このやりかたは 1960 年代までおこなわれた).

1908

• 米国化学工学者協会 (American Institute of Chemical Engineers: AIChE) が設立され、会誌を発刊.

1909

• オハイオ州立大学教授 Austin M. Patterson が CA の編集長となり, 編集局をイリノイ大学アーバナ校からコロンバスに移設.

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1911

• Wilhelm Ostwald が知的研究のための国際研究所 Die Brücke を設立したが、化学分野での文献を処理する国際機関を設立することには失敗した.

1917

• CA の編集長 Evan J. Crane が最初の CA 10 年索引 (decennial index) (1907-16) を発行した. ここでは Austin M. Patterson と Carleton C. Curran が提案した命名と索引法が採用された.

1918

• Beilsteins Handbuch der Organischen Chemie が部分構造索引法を開発した

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1920

• CA に抄録誌では初めて年間分子式索引が追加された. この分子式索引では分子構造や官能基は明示されず, 幅広く検索する目的に使われた.

1921

• IUPAC が化合物命名法委員会を設立し、化合物を系統的に命名する規則の策定に乗り出した.

1924

• Gmelin Handbuch der Anorganischen Chemie の第 8 編がドイツ化学会 (Deutsche Chemische Gesellschaft) の援助によって発行された.

1926

• British Chemical Abstracts が創刊された. 1938 年には British Chemical and Physiological Abstracts, 1946 年には British Abstracts となった.
• 米国で Biological Abstracts が創刊された.

1927

• 日本語の化学抄録誌「日本化学総覧」 が創刊された.

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1934

• 数学者でロンドンの科学図書館の図書館員であった Samuel C. Bradford が科学雑誌の利用度に関して「分散法則」を提唱. これは後の科学出版物の書誌分析や引用分析に影響を与えた.

1935

• Chemical Foundation からの $15,000 の資金により Watson Davis は Science Service の一部としての Documentation Institute を設立し、科学図書館のための Auxiliary Publication Service を開始した. これは 1937 年の米国ドキュメンテーション協会 (American Documentation Institute(のちの American Society for Information Science: ASIS)) の設立に結びついた.

1938

• Eugene B. Power が University Microfilm を創設、マイクロフィルムでの文献サービス開始
• ドイツの化学者 Conrad Weygand が反応中の結合の解裂と生成を基礎とした化学反応分類法を提唱した.

1939

• France の Centre National de la Recherche Scientifique が設立され、化学情報科学をその任務のひとつとした.

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1940

• Austin M. Patterson and Leonard T. Capell により The Ring Index が発行された.
• フランスの抄録誌 Bulletin Signalétique が創刊された.

1942

• シカゴの Armour Research Foundation によって National Registry of Rare Chemicals が創設された.

1943

• 米国化学会の年会で Technical Library Techniques Symposium が開かれ、化学教育部会の一部として Chemical Literature Group が結成された.

1945

• Chemical and Engineering News に発表された Gerald J. Cox, Charles F. Baily と Robert S. Casey の, "Punched Cards for a Chemical Bibliography" により パンチカード が化学者に注目されることになった.

1946

• 米国化学会理事会が James W. Perry を委員長とするパンチカードについての委員会を発足させた. この委員会の資金は米国化学会および産業界の寄付によった. マサチューセッツ工科大学の Center for Scientific Aids to Learning が Carnegie Corporation の資金によりこの仕事を継続した.
• 米国国立科学院 (U.S. National Academy of Sciences)/国立研究評議会 (National Research Council) に Chemical Biological Coordination Center (CBCC) が設立された. ここでは複雑な情報ファイルにパンチカードを利用することを始めた.
• Deutsche Chemische Gesellschaft と Verein Deutscher Chemiker の後継として The Gesellschaft Deutscher Chemiker が設立された.
• G. Malcolm Dyson がロンドンの王立化学協会 (Royal Institute of Chemistry) で化学構造を文字と数字で一意的かつあいまいさなしに線形表示する記述システムを発表した. IUPAC はこの Dyson システムを公認した.
• 米国農業省 (U.S. Department of Agriculture: USDA) 図書館が CA の全文献を購読者と米国化学会会員のためにそろえることを申し出た. このプロジェクトは著作権上の問題により 1956 に中止された.

1947

• CA の第 4 期 10 年索引 (decennial index) (1937-46) の編集には 160 万枚の索引カードと 5 マイルの長さの校正原稿が使われ、完成に数年を要した.
• Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology の第 1 巻が刊行された.
• 英国 Imperial Chemical Industries の William E. Batten が情報検索のための光学一致カードを提唱した.

1948

• 米国化学会の化学文献部会が設立され、翌年には Chemical Literature を発刊した. 1975 年には化学情報部会と改名した.
• Max-Planck 協会の Gmelin-Institut für Anorganische Chemie und Grenzgebiete が Gmelin Handbuch の発行を引き受けることになった.
• ジョンズ・ホプキンス大学の Welch Medical Library Indexing Project が発足した. これは陸軍医学図書館 (Army Medical Library (現在の National Library of Medicine: NLM)) の支援を得ていた, これは医学と化学の命名法を研究し、これに機械処理を導入する最初の試みであった.
• Royal Society Scientific Information Conference がロンドンで開かれた.
• James W. Perry と G. Malcolm Dyson が IBM 会長の Thomas J. Watson と会談し, 大量の科学情報、特に化学情報を処理するための機械を開発する必要性を説いた. Watson はこれに同意し Hans Peter Luhn をそのプロジェクトに任命した.
• Calvin Mooers がデスクリプタと機械ソート可能な角欠けカードを使って無作為コーディングする Zatocoding を開発した.
• Monty Hyams が British Chemical Patents Report を創刊, Derwent 社の起源となった.

1949

• Austin M. Patterson が化学ドキュメンテーションに関する最初の A.M. Patterson Award を米国化学会のデイトン支部から受賞した. 1975 にはこの賞には E.J. Crane の名前が付け加えられ、Patterson-Crane Award となった.
• シカゴ大学教授の George Willard Wheland が化学構造を表現する結合表の基本概念を開発した.
• William J. Wiswesser が Wiswesser Line Notation を提唱した.

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