Digital HiNote Ultra II

やはり Windows 95 を使わないといけなくなってしまって、Olivetti Echos をあきらめることにした。そこで Windows 95 で軽くて丈夫な PC ということで探したが、1996 年末の時点ではこれが最適な物であった (Pentium 133MHz, 40MB, 800x600, 1,3GB)。FD, CD-ROM ドライブともに取り外しができる (同時には使えない)。1997 年 1 月に購入して一度持って歩き、納得して、予備にもう 1 台購入しようとしたら、製造中止というニュースが入ってきて、あわてて秋葉原を歩いてなんとか購入した。

これを買ってから PC-9821Ap2 で仕事をするのをやめ、日本でも海外でもすべてこの HiNote を使うことにした。今となってはもう少し画面の大きさがほしいし、HD が 1.3 GB、メモリが 40 MB というのはいかにも苦しい。しかし充分使えている。Olivetti の後継ぎとしてアジア中を一緒に旅をした。

最近 Sony の Vaio がでるまでは一番薄かったのではないか。とにかく持ち歩きには便利である。最近の映画「ピースメーカー」で使われていたのがこの機種だと思っている。性能は問題ないが、FD ドライブの設計にやや無理があるのか故障したり、液晶ディスプレイのちょうつがいがやや弱い気がする (液晶に横線が入る故障があり修理した)。メモリが最大 40 MB なので Windows 98 は無理かなと思っている。電池のもちは 1 時間半くらいなので、長旅には予備を 2 本持っていくことにしている。しかし 3 年保証であり、補修体制もよくととのっている。最近後継機がでたようである。

前の勤務先では最初に DEC の PDP-11/60 を使い、そのあと同じく DEC の VAX を使った関係で、DEC にはなんとなく親しみを持っている。こんど Compaq と合併すると DEC の名前も PC もなくなるのだろうか (1999 年の感想)。

99 年に米国出張に持っていったとき、成田空港に電源プラグを忘れてしまった。ニューヨークのホテルではっと気が付き、街のパソコン店に電源を探しにいった。スペイン系の店員が、これでいいよというのを差し込んだら、電圧が違っていて、パソコンはちょっとまたたいた後ぶっこわれてしまった。店員におまえのせいだ、といって抗議したが、差し込んだのはおまえだ、俺は知らない、という。1 時間くらい粘ったが、とうとうていよく追い出されてしまった。結局日本に帰ってからボード交換で 17 万円くらいかかってしまった。

2000 年に NEC の Lavie M を買ったので引退となった。そのうち 2 台あるうち片方はディスクが壊れ、もう片方はマザーボードが壊れてしまった。しかし Windows 95 が動くマシンなので何とかしたいと思い、修理屋さんに頼んだところ、ジャンク部品を探してくれて、何とか修理してくれた (2003 年 12 月)。